求人広告に「未経験者歓迎」という文言が入っているのには、いくつかの理由がある。企業側の本音からすると、即戦力となる人材がいればそれに越したことはないだろう。経験者なら、新人研修をする必要がないので、時間をかけることなく働き手を確保できる。ただし、経験がある人は、自社のやり方に馴染みにくいといった側面はある。中には、「前に勤めていたところでは、こんなやり方をしていた」と意見をする人もいるようだ。おまけに、前職で役職に就いていた人の場合は、プライドが高く、年下の上司には従わないこともある。そのため、自社のカラーに染めやすい未経験者を採用した方が良いという考えで、未経験者を募集していることも少なくないようだ。
また、その他には、経験者を求めているものの、実際の応募が少ないという業界もあるだろう。特に、人材不足が叫ばれる介護業界や運送業界などでは、この傾向がある。そのため、未経験者にも門戸を広く開けて、人材育成をしていこうという動きもあるようだ。
未経験歓迎には、このように色々な背景があることがうかがえるが、いずれにしても、新しい業界にチャレンジしたい気持ちがあれば、飛び込んでみてほしい。そして、面接ではその熱意が伝わるように、志望動機や将来のビションをしっかり語ろう。今まで異業種で経験してきたことも経験の一つだと捉えて、それを新しい職場でも活かせることをアピールできれば、他の未経験者に差をつけられるはずだ。経験ゼロからのチャレンジを応援している◆◆◆未経験採用を勝ち取ろう◆◆◆にも、これらのことが詳しく書かれているので、ぜひ併せて読んでみてほしい。